生野ボルダー公式サイトです。生野ボルダーを中心に様々な情報を発信していきます。

利用ルール ※必ずお読みください。

お知らせ

はじめに

スポーツクライミングは、オリンピック競技にもなり、日本選手が銀メダル、銅メダルを獲得したことで知名度が上がりつつあるスポーツですが、いまだに日本ではマイナーなスポーツであり、岩資源も少ないためエリアは外国ほど多くありません。
そんな中、生野町の栃原区に大変良質な岩を複数発見し、スポーツクライミングのひとつのジャンルでもあるボルダリングのエリアとして大変有望と判断し、このたび地域の方の理解と協力のもと公開することができました。

生野ボルダーは、別荘やゴルフ場など、他のユーザーと非常に近い距離にある特殊なエリアです。そのことを踏まえ、クライマー・ボルダラーの倫理を優先せず、一般社会の常識を最優先として行動してください。
また、岩場を利用できるのは、地元住民の方々の理解があってこそ成り立っています。エリアを訪れた際は積極的に地元のレストランや商店を利用することを心がけてください。

生野ボルダー利用ルール

  • 路上駐車の禁止。車は指定の駐車場に停めて、必ず登攀料金(一人500円)を支払ってください。
  • 支払い後、ノートに必ず記帳してください。ノートは料金箱に設置してある物置の中にあります。
  • 火気厳禁。タバコ、ライター、バーナー類は一切不可です。
  • エリアでの用便の禁止。緊急の場合でも、使用したペーパーは必ず持ち帰ること。多くのエリアで分解されないトイレットペーパーが問題になっています。トイレの情報はこちらから
  • エリア周辺での交通マナー、スピードをいつも以上に落とし、住民や他アクティビティーユーザーを優先してください。
  • 住民、他アクティビティーユーザーへのあいさつ。好感を持たれるように行動すること
  • 大声、上裸、ナイトボルダーの禁止。別荘地に近いため、静かにクライミングを楽しむようにしてください。
  • 一般的なボルダリングのマナーの遵守。チッピング、ボルト設置、ティックマークなどの禁止、使用後のブラッシングを行う等。
  • プロジェクトを初登された時や新しい課題を初登された場合、ご連絡頂ければ当協会にて確認後、トポに反映するか否か検討させて頂きます。※連絡の際は、岩の情報、ライン、グレード、課題名、初登者名を表記してご連絡してください。

ここに挙げていない項目で、不明点がある場合は当協会にお問い合わせください。

トイレについて

トイレは段ヶ峰 登山口にあるのでそこを使用してください。

登山口付近まで行くと、下図のバイオトイレがあります。

ボルダリングは「自己責任」が原則です

クライミング・ボルダリングは本質的に危険を伴うスポーツであり、当エリア・当協会はあなたの安全を一切保証する立場にありません。自己の行動に伴う怪我などは、自立したクライマー・ボルダラーの自覚を持って極力自身で対処してください。

最後に

私たちはこれまでいくつかのエリアで開拓と呼ばれるボルダリングエリアの整備を行ってきましたが、どのエリアでも、ボルダリングというスポーツの面白さだけではなく、その土地の自然の中で過ごすことに大変な幸福をおぼえてきました。
自然破壊にならないように、必要最小限の岩の清掃を行うことで、登ることなど不可能と思えるような巨岩から小さな小さな手掛かり足がかりが見つかり、長い時間をかけて何回も落ちながら、最後に岩の上に立つ爽快感、それを静かな森の中で、鳥の声や遠くの水の流れが聞こえる中で味わう喜び、仲間と楽しく試行錯誤しながら過ごす時間は何物にも代えがたいものです。

この喜びを多くのボルダラー、将来この遊びに夢中になるであろう子供たち、もちろん地域の方からも愛好家が増えてくれることを切に願います。
この素晴らしいエリアを後世のボルダラーにも伝えていけるよう、楽しく、自覚を持って行動しましょう。